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ホラー恋愛2人用

目を奪う

本屋で近づいた二人の距離。「目を奪われた」彼と、「目を奪った」彼女が語る、二つの独白。

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本文

〇「僕は彼女に目を奪われた。」

〇「始めはただ、大勢にいる中の一人。けれども段々距離が近づいた。」

〇「覚えているのは本屋でのこと。君は僕の読みたい本を全て知っていた。」

〇「すごく気の合う子だと思ったんだ。話してみたいと思ったんだ。」

〇「でも、それすらも間違いだったんだ。」

〇「僕は彼女に目を奪われてしまった。」

〇「……杖なしでは僕はもう外を歩けない。」

〇「僕の世界には、もう光がない。」

■「私は彼の目を奪った」

■「木陰で咲いている花のような彼に私はすぐ好意を持った。」

■「だから、バレないように自然に距離を詰めていった。」

■「勝ったと思ったのは本屋でのこと。」

■「検索履歴をすべて把握しておいて正解だった。」

■「彼の読みたい本の話をする彼の瞳はキラキラしていて。」

■「……とてもきれいだった。」

■「だから、私は彼の目を奪った。」

■「今でも彼の目はここに、大事にとってあるの。」

■「あぁ!なんて美しいのかしら!」

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