VOICE DRAMA SCRIPT
目を奪う
本屋で近づいた二人の距離。「目を奪われた」彼と、「目を奪った」彼女が語る、二つの独白。
上演のご案内
【人数】2人(性別不問)
【時間】一人あたり大体60秒
【SE】 は必須ではありません。あるといいかなくらいのものです。
一人称、性別、口調の変更はしてもらっても大丈夫です
本文
〇「僕は彼女に目を奪われた。」
〇「始めはただ、大勢にいる中の一人。けれども段々距離が近づいた。」
〇「覚えているのは本屋でのこと。君は僕の読みたい本を全て知っていた。」
〇「すごく気の合う子だと思ったんだ。話してみたいと思ったんだ。」
〇「でも、それすらも間違いだったんだ。」
〇「僕は彼女に目を奪われてしまった。」
〇「……杖なしでは僕はもう外を歩けない。」
〇「僕の世界には、もう光がない。」
■「私は彼の目を奪った」
■「木陰で咲いている花のような彼に私はすぐ好意を持った。」
■「だから、バレないように自然に距離を詰めていった。」
■「勝ったと思ったのは本屋でのこと。」
■「検索履歴をすべて把握しておいて正解だった。」
■「彼の読みたい本の話をする彼の瞳はキラキラしていて。」
■「……とてもきれいだった。」
■「だから、私は彼の目を奪った。」
■「今でも彼の目はここに、大事にとってあるの。」
■「あぁ!なんて美しいのかしら!」